脳梗塞とは?

はじめに

「脳梗塞」といえば、テレビで脳の病気として良く取り上げられる疾患です。
様々なメディアを通して何となくこの単語自体は聞いたことがあるのではないでしょうか?
今回はこの脳梗塞についてご紹介していきましょう。

脳梗塞の症状とは?

「手足がしびれる、力が抜ける。」
「言葉が出てこない、おかしなことを言いだす。」
「顔面の表情に左右差が現れ、片方の顔面に麻痺が出ている。」

最近身近な人にこんな症状が現れた…そんな方はいらっしゃらないでしょうか?
こういった麻痺、言語障害は脳梗塞の代表的な症状になります。
「ただの加齢かな?」と見過ごさず病院へ行き検査診断を受けましょう。
もし脳梗塞だったとしても症状が重くなる前に治療を開始する事が出来るかもしれません。

脳梗塞の種類

脳梗塞とは脳血管が詰まった状態をあらわします。
この詰まり方によって脳梗塞は2パターンに分ける事が出来ます。

血管の壁に徐々にプラークと呼ばれる脂質や細胞のカスがこびりつくと、血液の通り道がだんだん狭くなっていきます。狭くなった血管は、詰まったり開通したりを繰り返し次第に症状が現れるようになります。
このように進行する脳梗塞を「脳血栓症」と呼びます。

脳梗塞に至る機序はもう一つあります。
主に心臓で出来た血液の塊、「血栓」が血管を通り脳血管に蓋をしてしまう状態、この脳梗塞を「脳塞栓症」と呼びます。この脳塞栓症では血栓がちょっとしたきっかけで脳の主要血管を詰まらせるために症状は劇的に現れます。この脳塞栓症により、病院の救急外来に運ばれてくる患者様が後を絶ちません。

脳梗塞の死亡率

脳血管疾患による死亡率は医療の進歩により低下してきました。
しかしその中でも脳梗塞による死亡率は緩やかな上昇を続けており、

脳血管疾患の死亡率の60%を脳梗塞が占めています。

脳外科・脳神経内科の病院であれば、この脳梗塞患者が入院していない日はほぼないと言えるでしょう。
「脳梗塞に悩まされる多くの患者にどう向かいあっていくか?」今後の医療業界ではこの課題は避けては通れないでしょう。

脳梗塞の予後

脳梗塞は多量飲酒、喫煙、食生活、肥満、運動不足などの生活改善を改めないと再発のリスクがぐんと上がります。血液をサラサラにする薬も欠かすことは出来ませんし、定期的なフォローアップも必要になってきます。

不規則な生活を長く続け、脳梗塞に陥ってしまった患者様がそういった生活を改めるのは非常に難しくまた大きなストレスとなってしまいます。

脳梗塞と後遺症

また脳梗塞によって破壊されてしまった脳組織の治療は困難であり、一度麻痺や機能不全に陥ってしまうと完全に元の生活に戻るのは難しいと言えるでしょう。
下肢の麻痺が残った場合は、転倒リスクも高まりますし膝や腰への負担もかかります。
また患者様ご本人だけでなく、そのご家族様への負担も大きいのがこの脳梗塞です。

脳梗塞の季節性

脳梗塞に限らないのですが、脳血管疾患は冬への季節の変わり目が非常に多いとされています。
お風呂上りなど急激な温度低下がある際に血管が収縮してしまい、その結果脳梗塞になりやすいと言えるでしょう。体温の急激な変化に気を付けましょう。また熱いお湯につかるのは出来るだけ避け、もし入る場合でもその後に急激な体温低下を起こさないように注意が必要です。

まとめ

脳梗塞は現代人の生活習慣や食文化とは切り離せない病気と言えるでしょう。
体のメンテナンスを怠らず、何か少しでも異常を感じるのであれば早めに病院・クリニックに通うようにしましょう。脳梗塞に限らず、病気は早期対策が非常に大切です。
今後の生活の質を保つためにも日々少しずつでも節制をすることが大事です。

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