脳梗塞のリハビリ

はじめに

脳梗塞は発症しないよう、生活習慣・食生活を正し予防対策をする事が非常に大切です。
しかしながら統計データでは平均30万人もの方々が脳梗塞を発症し苦しんでいるのが現状です。
その中には運動障害や言語障害などの重たい後遺症に悩まされる患者様もいらっしゃいます。

脳梗塞はリハビリで回復するのか?

残念ながら現在の医療技術では脳梗塞による脳組織の壊死は治療回復が困難です。
脳組織の細胞は、ケガした際に分裂再生する「幹細胞」に乏しく自然な回復は殆ど期待が出来ません。
再生医療による脳組織細胞の回復は研究が進められていますが、技術が確立され多くの患者様が治療を受けられるようになるのはまだ先のお話になるでしょう。
そんな方々の負担を少しでも減らし、元の生活に戻れるように協力するのがリハビリテーションの役割です。
リハビリを行う事で全ての機能回復は出来ずとも、失われた機能の一部は取り戻すことが可能となるでしょう。

脳梗塞のリハビリ方法

脳梗塞の後遺症に関しては、脳卒中のガイドラインに推奨グレードに分けられ記載がされています。

・歩行や歩行に関する下肢筋肉のトレーニング
・歩行改善の為の下肢装具の装着
・痙縮による歩行への妨げがある際の筋肉神経へのブロック
・筋電や関節角度を用いたバイオフィードバック
・下肢垂足がある場合の機能的電気刺激
・歩行速度や耐久性改善の為のトレッドミル
・歩行ロボットを用いた歩行訓練

上記した方法は全てグレードB以上の推奨されるリハビリ方法です。
このように様々な方法で脳梗塞に対するリハビリは行われます。見ていて気付かれるかたもいるかと思いますが、歩行に関する項目ばかりです。
生活を送るうえで、日常生活レベル(ADL)が下がる事は様々な疾患を引き起こす要因となりうるのでそれを避けるために歩行訓練をするのは非常に大切な項目となっています。

脳梗塞リハビリの価格

「脳梗塞のリハビリを受けたい、もしくはご家族の方に受けていただきたい…」
しかしどれくらいの費用が必要になってくるかは非常に気になるところではないかと思います。

リハビリの価格は保険適用になるか、または障害者指定を受けているか?その区分で大きく値段は変わってきます。保険適用があるかないかで1~3割で変動はしますし、障害者指定を受けていれば無料で受ける事が可能な場合もあります。
保険適用でリハビリを受ける事が出来れば一回の時間にもよりますが、3000円以下でリハビリの施術を受ける事が可能でしょう。インターネットや区役所などの公的機関を利用し費用を抑えることが出来る施設を探してみましょう。

また民間の大手リハビリセンターでは2~3時程度のリハビリを週2.3回行い、60日間でリハビリ成果を出す仕組みをとる施設もあります。しかし保険診療外のプランである為、価格は20~30万円と高額にはなっています。
可能な限りの手厚いリハビリを受けて機能回復を望む方で、資金に余裕があるのならばこういったプランを選択するのも良いでしょう。

各家庭で無理のない範囲の資金をリハビリに回し、是非リハビリを行ってみてください。

脳梗塞 リハビリ グッズ

リハビリを受ける余裕がない。
簡単なことから初めていきたい。
そんな方には手軽に始める為にリハビリグッズの購入を検討されても良いでしょう。
手指用のリハビリボールを握る事で運動機能のリハビリになりますし、パズルを行えば言語障害のリハビリにもなります。高額な物ではないので試してみるのも良いかもしれません。

しかし本格的にリハビリに取り組むなら専門機関を頼りましょう。
間違ったリハビリで転倒やケガをしてしまう事がないようにしましょう。

おわりに

リハビリ訓練は楽ではありません。
しかしリハビリの先に生活の向上が見えるのであれば是非前向きに脳梗塞の後遺症に立ち向かい、リハビリを行っていきましょう。周りのご家族の方はぜひ寄り添い励ましと応援をしてあげてください。

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