カテゴリー

脳梗塞マガジンをフォローして最新情報をチェックしよう!


脳梗塞の予防

by脳梗塞MZ編集部 脳梗塞MZ編集部

脳梗塞と新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスの感染が国内で初めて確認されてから、1年以上が経過しました。新型コロナウイルス感染症は脳梗塞を引き起こすといった話も聞こえてきますが、実際のところはどうなのでしょうか。脳梗塞と新型コロナウイルスについて、わかっていることをお伝えします。

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症の原因・感染経路・症状について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は新型コロナウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。新型コロナウイルス感染症の感染経路は、飛沫感染と接触感染だとされています。会話や咳・くしゃみなどによって生じる飛沫と呼ばれるしぶきを吸い込んでしまうことによって起こる感染を「飛沫感染」といいます。直接的な接触や、ドアノブなどの物体の表面を介しての間接的な接触により、病原体が付着することで起こる感染を「接触感染」といいます。

 

症状は多岐にわたりますが、熱・咳等の呼吸器症状が主症状です。新型コロナウイルスに感染しても無症状の方もおられますし、重症化するケースも見られます。高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化リスクが高いと言われています。

新型コロナウイルス感染症と脳梗塞の関係について

新型コロナウイルス感染症は脳梗塞を引き起こすのか

日本止血学会は、「新型コロナウイルス感染により血栓症発症リスクが増大する」と警鐘を鳴らしています。新型コロナウイルス感染では、血管に炎症を起こし血栓症を発症することがあり、特に重症者では血栓症(脳梗塞など)を発症する頻度が高く、全身症状を悪化させる因子となるといった情報も発信しています。

 

日本脳卒中協会も、「新型コロナウイルス感染症は脳卒中を起こしやすくなる可能性がある」とし、注意を呼びかけています。日本脳卒中協会の最新情報では、新型コロナウイルス感染症の患者の脳卒中発症率は1%前後ではないかと伝えています。この1%という数字を聞いて、どう感じるかは人それぞれかと思います。過剰に心配する必要はないものの、やはり心に留めておいた方がいい数字ではあるかと思います。

新型コロナウイルス感染症の重症化リスク因子と脳梗塞の危険因子

新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患を持つ方だとされています。新型コロナウイルス感染症の重症化リスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満などがあります。脳梗塞の危険因子は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などが挙げられます。

 

2つを比べてみると、類似しているものが多くあると思います。脳梗塞になりやすい方と新型コロナウイルス感染症で重症化しやすい方は、似ているということができると思います。ですから、脳梗塞予備軍(高血圧や糖尿病などの脳梗塞の危険因子を持っている方)で生活習慣の改善を図っている方は、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを減らしていることができているとも言えるわけです。

 

生活習慣病(高血圧や糖尿病など)を抱えている方で、特に生活習慣を見直していないという方は、ぜひこの機会に生活習慣を見直してみましょう。生活習慣を改善することによって、脳梗塞を防ぐことと新型コロナウイルス感染症での重症化を防ぐことの両方が期待できます。

過去の脳卒中と新型コロナウイルス感染症について

日本脳卒中協会によると、脳卒中になったことのある方は、脳卒中になったことがない方に比べ、新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいとのことです。酸素吸入が必要になる割合、集中治療室での治療が必要となる割合が、一般の方よりも高いといわれているそうです。

新型コロナウイルス感染症そして血栓を防ぐには

新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、手洗いが有効です。外出から戻った後、食事の前など、こまめに手洗いをしましょう。手洗いが難しい場面では、アルコール消毒を活用しましょう。部屋のドアノブやリモコンなどよく触れるところはこまめに消毒するようにしましょう。

 

外出の際はマスクをすること、部屋の換気をすること、3(密集、密接、密閉)を避けることも、感染対策として有効です。

 

新型コロナウイルスは屋外では感染しにくいと言われています。コロナ太りという言葉があるように、外出を避けると運動量が不足し、肥満の原因となってしまいます。近所の公園を散歩したり、自宅でできる簡単な運動など、体を動かすことは必要です。早朝など人が少ない時間に散歩するなどの工夫をしながら運動を続けていきましょう。

 

運動をすることは肥満の予防だけでなく、体力の維持・免疫力アップなどの効果もあります。運動は気分転換にもなりますので、体だけでなく心の健康を保つ上でも必要です。コロナ禍で気分が落ち込んでいる方にも運動はお勧めです。

 

新型コロナウイルスの感染を防ぐため、病院の受診を控える方もいますが、これは間違った感染予防策です。高血圧、糖尿病、脳梗塞など、治療の継続が必要な方は、きちんと病院を受診してください。自己判断で治療を中断することは、非常に危険です。高血圧や糖尿病は新型コロナウイルス感染症の重症化リスク因子としても挙げられていますので、自己中断によって重症化リスクはさらに増してしまいます。

 

病院が感染症対策をしているのはもちろんですが、それでも感染が心配な場合は、電話診療やオンライン診療で対応してくれる病院や、通院の期間を変更(1ヶ月毎から2ヶ月毎に変更するなど)してくれる病院などもありますので、一度かかりつけ医に相談してみましょう。ただし病状によっては、対面での診察が必要であったり、通院期間は変更できないこともあります。大切なことは、病気に関して自己判断しないということです。

新型コロナウイルスに関する情報に関して

新型コロナウイルスに関しての情報は、 徐々に増えてきています。しかしやはりまだ未知の部分もたくさんあります。常に新しい情報を取り入れ、感染対策に努めていただくようお願いいたします。本記事は、日本止血学会、日本脳卒中協会、厚生労働省のホームページを参考に制作しています。

脳梗塞・脳出血などの脳卒中後遺症リハビリ専門
自費(保険外)だからこそできるリハビリ専門施設をご紹介します!

<こんな方におすすめです>

  • 退院後のリハビリがしたい!
  • 自分にあったオーダーメードのハビリプランがいい!
  • 短期集中で「最短」「最大」の改善を目指したい!
脳梗塞MZ編集部

脳梗塞MZ編集部

この記事を監修した人

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害は、65歳以上が要介護の状態になる原因の1位(厚生労働省調べ)であり、脳卒中患者のQOL向上の一助となることを目指し、基礎知識・予防・リハビリ情報をお届けするWEBマガジンです。

SNSで記事をシェア