脳ドックの料金はいくら?かかる費用と検査項目・内容について紹介

脳血管疾患の有無や脳血管疾患にかかるリスクが分かる脳ドック。

脳ドックは健康な人が受ける任意の検査であり、全額自己負担となります。

病院での通常診療であれば保険適応となり、1〜3割の料金であるため比較的安く済みますが、「脳ドックは全額自己負担」と聞くと、いくら料金がかかるのか心配になる方もいらっしゃるでしょう。

今回は「脳ドックの料金はいくらかかるのか」という疑問にお答えしながら「脳ドックの検査項目と検査内容」「脳ドックのコースを選択する基準」について紹介します。

目次

脳ドックの料金は2~3万円

脳ドックにかかる料金は、おおよそ2〜3万円です。

脳ドックの基本的なコースは、問診・脳MRI・脳MRA・頸動脈エコーという施設が多くあります。

脳MRIと脳MRAの検査は、同時に行われます。

各検査の料金目安は、脳MRIと脳MRA合わせておおよそ25,000〜40,000円、頸動脈エコーは3,000〜6,000円です。

脳ドックは保険診療ではなく自由診療のため、料金は各医療機関にて決めることが可能です。

2~3万円は目安であり、医療機関によって料金が異なるので注意しましょう。

上記は基本的なコースですが、施設によってはさらに詳しい検査が可能です。

さらに詳しい検査は、頭部CT検査・VSRAD・血液検査・尿検査・心電図検査・認知症検査などがあります。

脳ドックの精密検査込みの料金

脳ドックの精密検査を含めた料金は、おおよそ2~8万円と、施設により差が大きくあります。

脳ドックの各追加検査にかかる、おおよその料金をまとめました。

検査項目料金
頭部CT検査2~4万円
VSRAD3,000~4,000円
身体検査1,000~2,000円
血液検査3,000~5,000円
尿検査500~2,000円
心電図検査1,500~3,000円
認知症検査5,000~8,000円

なお、脳ドックを行っている医療施設では、各検査個別の料金ではなく、各検査まとめた料金が設定されていることが多いです。

脳ドックの検査で分かること

脳ドックの検査では、脳血管疾患の有無やリスクが分かります。

加えて、医療機関によっては、脳ドックと一緒に認知症の検査も可能です。

各検査で具体的にどのようなことが分かるのか紹介します。

脳MRI

磁器を利用し、動脈がこぶのようになった脳動脈瘤や脳血管狭窄の有無が確認可能です。

脳動脈瘤は破裂すると脳出血、血管狭窄は脳梗塞のリスクが高まります。

脳MRA

磁器を利用し脳の断面を見ることができます。

過去の脳梗塞や脳出血、脳腫瘍の有無が確認可能です。

頸動脈エコー

超音波の機械にて、首の動脈を視認し異常がないか確認します。

血管壁の厚さや血管内の状態が確認でき、動脈硬化の進行度が確認できます。

頭部CT

脳MRAと同様、過去の脳梗塞や脳出血、脳腫瘍の有無が確認できます。

CTはX線を使用する検査で被ばくのリスクがあるため、脳ドックは脳MRAが推奨されています。

しかし、過去の治療によって体内に金属が埋め込まれている方や、MRA機器の狭いところが苦手な方は頭部CTにて検査をします。

身体検査

身長・体重・血圧・腹囲を測定します。

肥満や高血圧の方は、脳血管疾患にかかるリスクが高いです。

血液検査

血液検査にて、異常値がないか確認します。

脳血管疾患の要因は生活習慣病といわれており、血糖値・中性脂肪値・コレステロール値が高いと生活習慣病の指標となります。

尿検査

尿中の成分を調べることで、病気や病気による脳血管疾患のリスクが分かります。

腎臓・泌尿器・肝臓の病気や糖尿病などが分かります。

心電図検査

心電図にて、心臓の動きを確認します。

不整脈があると一定のリズムで血液を送り出せないため、血栓ができることがあり、血栓が脳に詰まると脳梗塞を発症します。

認知症検査

脳血管疾患の発症部位によっては、認知機能や判断力の低下があります。

脳血管疾患による認知症を脳血管性認知症といい、全体の認知症の中で3番目に多い認知症です。

医療施設によって脳ドックの料金とコースは異なる

上記で脳ドックの費用と検査項目について紹介しましたが、医療施設によって異なるので注意しましょう。

施設によっては脳ドックに関していくつかのコースを設定しており、検査項目の充実度に比例して料金も高くなる傾向にあります。

また、基本的なコースにオプションで検査を追加する施設もあります。

脳ドックができる施設のサイトにて、コースの料金と検査項目が記載されているので確認しましょう。

脳ドックのコースやオプションは何を基準に選択する?

脳ドックのコースやオプションの種類が多いと「検査をするにしてもどれを選択したら良いのか分からない」と迷うことがあるでしょう。

どのコースを選択するのか決めるには、脳ドックへの意欲・支払い可能な料金・過去の検査歴の3つから考えます。

「費用がかかっても良いから脳血管疾患にかかるリスクを詳しく知りたい」という方であれば、充実した検査項目があるコースやオプションを選択しましょう。

反対に「脳ドックは最低限の検査で十分」と考えている方や「脳ドックにそこまで料金が出せないけど受診はしておきたい」という方は、基本的なコースのみで大丈夫です。

また、過去の採血・尿検査・心電図検査を行った健康診断から1年以上空いていなければ、特にこれらの検査を選択しなくても良いでしょう。

なお、脳ドックの検査頻度の目安は2〜3年に1回とされています。

しかし、脳血管疾患にかかるリスクが高い方は、主治医の判断よって1年に1回となることがあります。

脳ドックの料金と検査内容から自分に合ったコースを選ぼう

今回は「脳ドックの料金はいくらかかるのか」を紹介しました。

脳ドックは、コース内容や医療施設によって大きく異なります。

また、保険適応ではなく自由診療であるため、決して安くはありません。

しかし、脳血管疾患の有無の確認や脳血管疾患にかかるリスクが分かり、異常があれば早期治療ができるメリットがあります。

なお、脳血管疾患の治療は保険適応であるため、かかる料金は1〜3割です。

脳ドックのコースにはいくつか種類があるため、自分に合ったコースを選択しましょう。

また、その際は脳ドックへの意欲や支払い可能な料金、過去の検査歴から判断すると良いでしょう。

この記事を書いた人

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害は、65歳以上が要介護の状態になる原因の1位(厚生労働省調べ)であり、脳卒中患者のQOL向上の一助となることを目指し、基礎知識・予防・リハビリ情報をお届けするWEBマガジンです。

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