脳梗塞が予防できる飲み物は?7つの飲み物と抗酸化作用について紹介

脳梗塞とは脳の血管に血栓が詰まることにより発症し、後遺症を伴いやすい病気です。

脳梗塞は三大死因の一つに数えられており、近年では脳梗塞を予防できる飲み物が着目されています。

飲み物なら日常で取り入れやすく、気軽に脳梗塞予防を始めることができます。

さらに、習慣化しやすいという大きなメリットがあります。

今回は「脳梗塞が予防できる飲み物」と「なぜ脳梗塞が飲み物で予防できるのか」を紹介します。

目次

脳梗塞の予防に効果的な7つの飲み物

脳梗塞の予防に効果があると言われる飲み物には「抗酸化作用」のある成分が含まれています。

抗酸化作用には「血管細胞の機能維持により動脈硬化を防ぐ」という役割があります。

動脈硬化は脳梗塞の要因となっており、動脈硬化の予防は脳梗塞の予防になります。

以下に脳梗塞が予防できる飲み物をまとめました。

①コーヒー
②緑茶・紅茶
③ココア
④トマトジュース
⑤赤ワイン
⑥黒酢
⑦水

①〜⑥の飲み物には、抗酸化作用のある成分が含まれています。

脳梗塞が予防できる7つの飲み物について、詳しく紹介していきます。

コーヒー

コーヒーには、クロロゲン酸というポリフェノールが多く含まれています。

クロロゲン酸には抗酸化作用があります。

医学研究で「緑茶・コーヒー摂取と脳卒中発症との関連について」という研究が行われていました。

研究では「1日1杯のコーヒー摂取で脳卒中のリスクが減少する可能性」が示されています。

加えて、クロロゲン酸には血糖の上昇を緩やかにする効果もあります。

食後にコーヒーを取り入れることで、急激な血糖上昇を抑えることができ糖尿病の予防にもなります。

緑茶・紅茶

緑茶・紅茶にはカテキンが含まれ、カテキンには抗酸化作用があります。

コーヒーと同様の研究内で「1日に2杯以上の緑茶摂取で脳卒中のリスクが減少する可能性」が示されています。

加えて、カテキンは細菌ウイルスにも効果があります。

細菌の毒素を消す解毒作用、細菌の細胞膜を破壊する殺菌作用があります。

ウイルスは体内の細胞で増殖しますが、カテキンを摂取することでウイルスが細胞につきづらい状態となります。

緑茶・紅茶に含まれているカテキンは、風邪などの感染症予防にも着目されています。

ココア

ココアにはカカオポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があります。

カカオポリフェノールとは、ココアの原料であるカカオに含まれているポリフェノールです。

甘いココアはポリフェノールの含有量が低く、砂糖が多く入っていることもありますので注意しましょう。

トマトジュース

トマトに含まれるリコピンには、抗酸化作用があります。

血糖値の改善効果花粉症の緩和にも効果があると言われています。

しかし、飲みやすくするために多量の砂糖が含まれているトマトジュースも流通しています。

購入される際は、砂糖が含まれている量を確認しましょう。

赤ワイン

赤ワインにはアントシア二ン、タンニン、レスベラトロールといったポリフェノールが含まれており、これらの成分に抗酸化作用があります。

赤ワインは糖質が低いため、糖分の摂りすぎの心配はありません。

しかし、ワインはアルコール度数が高いお酒です。

アルコール解毒のために身体に負担がかかりますので、飲む際はほどほどの量にしましょう。

黒酢

黒酢に含まれるメラノイジンには、抗酸化作用があります。

黒酢は単体で飲むには刺激が強く、酸性のため食道や胃に負担がかかります。

料理やヨーグルトなどに混ぜて摂取すると良いでしょう。

また、水やお湯に黒酢を混ぜて飲むこともできます。

目安量は1日20mlです。

黒酢ドリンクもありますが、飲みやすくするために砂糖が多めに含まれていることがあります。

黒酢ドリンクを飲む際は、砂糖の量に注意しましょう。

脳梗塞の要因のひとつに脱水があります。

脱水は、体内の水分が不足している状態です。

脱水になると血液の量が不足し、血液の粘稠度が高くなります。

すると、血栓(血液のかたまり)ができやすい状態になります。

この血栓が脳に詰まると、脳梗塞を発症します。

脱水予防に、日頃から水をこまめに摂取しましょう。

特に夏や運動後、お風呂あがりなど、汗をかいている時は水分を摂りましょう。

参考:
緑茶・コーヒー摂取と脳卒中発症との関連について 多目的コホート研究(JPHC Study)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3278.html

脳梗塞予防の飲み物に含まれる抗酸化作用って?

抗酸化作用とは「過剰に生成された活性酸素から身体を守る作用」のことを意味します。

まずは「活性酸素」について詳しく説明します。

私たちは呼吸をする時に、酸素を体内に取り込んでいます。

取り込んだ酸素の約2%が活性酸素になると言われています。

活性酸素は、細菌やウイルスを撃退する免疫機能の働きがあり、生きていくうえで欠かせないものです。

活性酸素は、以下のような日頃の生活で生成されます。

①食べ物からエネルギーを取り込む時
②日光を浴びた時
③運動した時など

しかし、活性酸素が過剰に生成されている状態になると、正常な細胞や遺伝子も攻撃するようになります。

すると、脳梗塞やがんなどの様々な病気にかかりやすくなります。

加えて、老化の進行スピードがはやくなります。

活性酸素が過剰に生成される要因として、以下があげられます。

・長時間日差しを浴びる
・過剰な運動
・精神的ストレス
・偏ったバランスの食事
・喫煙

過剰に生成された活性酸素から身体を守るために、抗酸化作用のある飲み物が着目されています。

脳梗塞予防の飲み物は摂りすぎに注意

脳梗塞予防の飲み物について紹介しましたが、摂りすぎには注意しましょう。

偏った栄養バランスは活性酸素の要因となり、病気にかかりやすくなります。

また、持病をお持ちの方で、飲み物の内容・量を制限されている方もいるでしょう。

特に心臓や腎臓の持病をお持ちの方は、制限がある方が多くいらっしゃいます。

主治医に「摂取してはダメな飲み物」と「飲んで大丈夫な飲み物の量」について相談しましょう。

脳梗塞が予防できる飲み物を日常に

今回は「脳梗塞の予防に効果的な7つの飲み物」について紹介しました。

加えて「なぜ脳梗塞が予防できるのか」、その理由となる「抗酸化作用」についても解説しました。

抗酸化作用のある飲み物を日常に取り入れることで脳梗塞の予防に繋がるほか、がんや老化の予防にもなります。

ただし、摂取のしすぎには注意しましょう。

持病をお持ちの方は、主治医へ相談すると安心です。

脳梗塞予防に効果的な飲み物を日常生活にうまく取り入れ、健康な日々をおくりましょう。

この記事を書いた人

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害は、65歳以上が要介護の状態になる原因の1位(厚生労働省調べ)であり、脳卒中患者のQOL向上の一助となることを目指し、基礎知識・予防・リハビリ情報をお届けするWEBマガジンです。

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