【脳梗塞リスクが高まる!】ストレスによる生活習慣の悪化に注意しましょう!

「ストレスは万病のもと」「ストレスをためると体に良くない」とよくいわれます。

そしてストレスは脳梗塞にとっても、非常に大きな危険因子となります。

なぜなら、脳梗塞の大きな原因である高血圧や肥満などは、ストレスと密接な関係にあるからです。

このストレスと脳梗塞の関係について、近年注目されています。

そこで今回は、脳梗塞の原因と予防を踏まえながら、ストレスが脳梗塞に与える悪影響について解説します。

参考:
厚生労働省e-ヘルスネット生活習慣病予防「脳血管障害・脳卒中」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html

目次

脳梗塞の原因とは

脳梗塞リスクを高める原因には、以下があります。

高血圧や不整脈(心房細動)、糖尿病や喫煙、飲酒、肥満など

これらが原因となり血管を傷つけて血栓をつくり、血管を次第に硬くさせます。

こうしてできた動脈硬化が脳梗塞を引き起こすのです。

脳梗塞の原因をみると、生活習慣の悪化が関係するものが大半です。

ちなみに日本人の死因の上位を占める「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳血管疾患」は三大生活習慣病(三大疾病)と呼ばれています。

脳梗塞の原因の大半が生活習慣の悪化によるのであれば、生活習慣の悪化をもたらすストレスは脳梗塞リスク上昇に大きな影響を与えているといえるでしょう。

参考:
厚生労働省e-ヘルスネット生活習慣病予防「生活習慣病」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-040.html

脳梗塞を予防するために必要なこと

脳梗塞の最大の原因は高血圧です。

高血圧になる要因はいろいろありますが、主な要因は以下の4つです。

①塩分の過剰摂取
②肥満
③喫煙
④過剰飲酒

これらは前述した脳梗塞の原因とも重複しています。

塩分の過剰摂取

塩分を過剰に摂取すると、血液中のナトリウム濃度が高くなり、高血圧に繋がります。

脳梗塞予防のためには、減塩は必須です。

肥満

肥満の方は、減量すると高確率で血圧が下がります。

喫煙

喫煙は、脳梗塞だけでなく三大生活習慣病すべてのリスクを高めます。

過剰飲酒

過剰な飲酒は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血すべてのリスクを高めます。

その他

他にも脳梗塞を防ぐために、過度なストレスや睡眠不足にも気をつけるようにしましょう。

水をたくさん飲むことによって、血液がサラサラになり動脈硬化を防いでくれます。

健全な生活習慣を身につけ、飲酒や喫煙を控えながら適度な運動をしてストレスをためこまないことが、脳梗塞を防ぐ最大の予防法です。

ストレスが原因で脳梗塞リスクが高まる理由

前述したようにストレスによって脳梗塞リスクが高まる最大の理由は、生活習慣が悪化することです。

ここではストレスによって、どのように生活習慣が悪化するのかを具体的に説明します。

ストレスによる高血圧

過度なストレスは血圧を上げる原因になります。

心理的なストレスを受けると、心拍数が増加し、血管が収縮することで血圧が高くなります。

また、近年問題視されているのが、家で測ったときは正常な血圧だが、職場で測ると血圧が高くなる「職場高血圧」です。

このような状況をかんがみて、厚生労働省も職場などでのストレスチェックを推奨しています。

高血圧の治療では、一日を通しての血圧コントロールの重要性が指摘されています。

ストレスによる喫煙

「ストレス解消のためにたばこを吸う」という喫煙者の方は多いのではないでしょうか。

そのためストレスがたまると、ついついたばこの本数も増えてしまいます。

しかし「喫煙はストレス解消法」というのは思い込みで、実はストレスを増加させる原因となっています。

まさにストレスと喫煙の悪循環で、脳梗塞リスクを高めることになってしまいます。

ストレスによるアルコールの過剰摂取

「ストレス解消のためにお酒を飲む」という方も多いのではないでしょうか。

しかし、過剰な飲酒は脳梗塞をはじめ、うつ病などさまざまな疾病を誘発させる危険な行為です。

「飲酒はストレス解消法」というのも思い込みで、かえってストレスを増加させ、なんの解決にもなっていないばかりか、ストレスへの耐性まで弱めてしまいます。

そして、過度な飲酒はさまざまな要因により脳梗塞リスクを大幅に高めてしまいます。

過剰飲酒は血圧を上昇させ、高血圧をまねきます。

また、アルコールには利尿作用があるため、飲み過ぎると体の水分が不足した状態になります。

その結果、血液がドロドロの濃縮された状態になり、脳梗塞につながる大きなリスクとなります。

ストレスによる食べ過ぎ

「ストレスによる食べ過ぎ」「やけ食い」などストレスによる過食もよくある症状といえるでしょう。

脳梗塞の原因の一つに肥満があげられます。

ストレスによる食べ過ぎは肥満につながり、脳梗塞のリスクを高めます。

そして、肥満は多くの病気の危険因子でもあり、脳梗塞発症の危険性を高めます。

参考:
厚生労働省「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/etc/kaiseianeihou/

厚生労働省e-ヘルスネット喫煙「たばことストレス」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-06-005.html

ストレスをコントロールして脳梗塞を予防しましょう

「ストレスは万病のもと」といわれるように「ストレス解消のため」という理由で喫煙・過剰飲酒・過食などを続けていると、かえってストレスが溜まる原因となり、生活習慣悪化のループに陥ってしまいます。

生活習慣を悪化させるストレスは、脳梗塞の大きな危険因子といえるでしょう。

脳梗塞は三大生活習慣病の一つに数えられ、その予防のためには、規則正しく健全な生活を送ることが非常に重要です。

日常生活を送っていれば、さまざまなストレスが発生します。

そして、ストレスをなくすことはできません。

大切なのはストレスをコントロールし、心や体の健康を保ち、生活習慣を健全化させることです。

これは脳梗塞を予防するうえで、非常に重要です。

ストレスをコントロールしながら、健康な生活を送れるように日々心がけていきましょう。

この記事を書いた人

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害は、65歳以上が要介護の状態になる原因の1位(厚生労働省調べ)であり、脳卒中患者のQOL向上の一助となることを目指し、基礎知識・予防・リハビリ情報をお届けするWEBマガジンです。

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