脳梗塞予防はサプリでできる?予防ができる理由とサプリの注意点も解説

脳梗塞は発症すると後遺症を伴うことが多く、介護が必要な状態になることもあります。

脳梗塞の予防を考えるなかで「脳梗塞予防がサプリでできる」と耳にすることがあります。

サプリであれば気軽に飲むことができるため、予防できるなら取り入れたいと考える方も多いでしょう。

今回は「脳梗塞予防がサプリでできるのか」という疑問にお答えしながら「脳梗塞の予防ができるサプリと注意点」についても解説します。

目次

脳梗塞予防はサプリでできる?

現在では様々なサプリがあり、種類によっては脳梗塞予防に役立つサプリもあります。

しかし、サプリはあくまで補助的な役割を担うもの。

基本的には生活習慣を変えることが、脳梗塞予防になります。

それはなぜかというと、脳梗塞は生活習慣が要因となって引き起こされるからです。

生活習慣は食事、運動、睡眠など、日々の過ごし方になります。

サプリを飲んでいても、生活習慣が乱れていたら脳梗塞の発症リスクは高まります。

サプリは「脳梗塞予防において補助的なもの」と念頭に置いておきましょう。

脳梗塞予防ができるサプリ

脳梗塞予防に役立つサプリを7つ紹介します。

1.DHA・EPA
2.抗酸化作用
3.ナットウキナーゼ
4.葉酸・ビタミンB12
5.カリウム
6.ビタミンD 
7.食物繊維

順に説明していきます。

DHA・EPA

青魚に含まれるDHA・EPAは、高血圧の予防、コレステロール値の低下に効果があります。

加えて、EPAは血栓を予防する役割もあります。

脳梗塞は動脈硬化が主な要因といわれており、動脈硬化は高血圧やコレステロール高値により徐々に進行します。

そして、血栓ができやすい状態となり、血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞を発症します。

DHA・EPAによって、動脈硬化と血栓のリスクを低減することができます。

抗酸化作用

リコピン、カテキン、ポリフェノール、黒酢には抗酸化作用があります。

抗酸化作用は「血管細胞の機能維持により動脈硬化を防ぐ」という役割があります。

動脈硬化は脳梗塞の要因となっており、動脈硬化を防ぐことで脳梗塞のリスクが減少できます。

リコピンはトマトや柿など、カテキンは緑茶・紅茶、ポリフェノールはコーヒーやココアなどからも摂ることができます。

ナットウキナーゼ

納豆のネバネバに含まれる「ナットウキナーゼ」は、血栓を予防する効果があります。

しかし、すでに血液をサラサラにする薬を飲まれている方は、効果を助長するリスクがあります。

より出血しやすく、出血が止まりにくい状態になってしまう可能性がありますので、サプリを飲む前に主治医に相談しましょう。

葉酸・ビタミンB12

葉酸・ビタミン12には、動脈硬化の要因となるホモシステインの濃度を下げる効果があります。

葉酸はブロッコリーやほうれん草など、ビタミンB12はレバーやしじみなどに含まれています。

腎臓病が進行している糖尿病の方は、サプリから葉酸・ビタミンB12を大量に摂取しないように注意しましょう。

脳卒中や心臓疾患といった病気のリスクになることもあります。

カリウム

カリウムは、体内の余分な水分を排出し、血圧上昇を防ぐ効果があります。

カリウムは緑黄色野菜などに含まれています。

しかし、すでに高血圧に対する薬が処方されている方がカリウムのサプリを飲むと、低血圧になるリスクがあるので注意しましょう。

血圧が低すぎると、めまいやふらつき、体のだるさにもつながります。

サプリを飲む前に主治医に相談しましょう。

ビタミンD

ビタミンDは、血中のカルシウムを調節する役割があります。

ビタミンDが不足すると、血中のカルシウムが増加し、血管を傷つけるため、動脈硬化になるリスクが高まります。

加えて、カルシウムが血管内に吸着するため血管が細くなり、高血圧のリスクも高まります。

ビタミンDはサンマやサケなどの魚類、まいたけなどから摂ることができます。

食物繊維

食物繊維には、血糖値の上昇抑制、コレステロール値や中性脂肪値を下げる役割があります。

加えて、便をやわらかくするため、便秘の予防にもなります。

便秘になると排便時に圧をかけるようになりますが、その際血圧が急激に上昇します。

急激な血圧上昇は血管に負担がかかるため、脳梗塞や脳出血のリスクが高くなります。

食物繊維は、ブロッコリー、ごぼう、オクラなど、野菜から摂ることができます。

脳梗塞予防にサプリの過剰摂取は禁物

サプリは、脳梗塞予防の補助効果があると紹介しました。

しかし、サプリの過剰摂取はおすすめしません。

サプリの過剰摂取と食事に含まれる栄養素を合計すると、摂りすぎによって病気を誘発する危険性があるからです。

加えて、食事には様々な栄養が含まれており、脳梗塞予防だけでなくその他の病気も予防できます。

そして、食事には日中の活動エネルギーや、ホルモンを整えるといった大切な役割もあります。

偏った食事ではなく、バランスよく食事をとっていればサプリは必要ありません。

しかし、毎日バランスよく食事をとることは難しいこともあるでしょう。

そこで、普段の食事では補うのが難しい成分をサプリで取り入れるのがおすすめです。

例をあげると、DHA・EPAが含まれる青魚は食べる機会が多くはないかもしれません。

DHA・EPAはサプリで補う」とすれば、効率よく取り入れることができます。

サプリを飲む時は主治医に相談を

疾患をお持ちの方やすでに薬を内服されている方は、サプリを飲む前に主治医に相談しましょう。

場合によっては、サプリが悪影響となることがあります。

薬の効果を助長したり、病気のリスクが高まったりと危険なこともあります。

また、主治医に相談せずに、現在サプリを内服されている方は主治医に伝えましょう。

サプリによって引き起こされている病状があるかもしれません。

また、採血の数値が異なることもあります。

きちんと主治医に報告すると安心です。

脳梗塞の再発予防にはサプリを上手く取り入れよう

今回は「脳梗塞予防がサプリでできるのか」という疑問にお答えしながら「脳梗塞が予防できるサプリと注意点」について解説しました。

サプリをうまく取り入れることによって、脳梗塞の予防は可能です。

しかし、脳梗塞は生活習慣によって引き起こされるものであり、日々健康的に過ごすことが脳梗塞の最大の予防になります。

サプリだけに頼らず、生活習慣を見直してみましょう。

また、すべてをサプリで補うのではなく、足りないと感じるものを補うとよいでしょう。

そうすることで、効果的に脳梗塞予防ができます。

なお、疾患をお持ちの方や薬を飲まれている方は、サプリを飲む前に主治医への相談が必要です。

主治医と相談しながら、どのサプリを取り入れるか考えていきましょう。

この記事を書いた人

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害は、65歳以上が要介護の状態になる原因の1位(厚生労働省調べ)であり、脳卒中患者のQOL向上の一助となることを目指し、基礎知識・予防・リハビリ情報をお届けするWEBマガジンです。

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